膝の痛みを治す手術

・手術で完治を目指す

例えば、骨自体がすでに変形していたり、修復不能な状態まで進んでいる場合、完治には手術が必要になります。
でも、手術ってこわいですよね?
どんな手術方法があるのでしょうか。

 

@関節鏡視下郭清術

内視鏡を用いる手術。
膝に数カ所の小さな穴を開け、そこから細い手術器具を挿入し、モニターの映像を見ながら行うもの。
比較的症状が軽い方に施されるので、手術時間も1時間以内、入院も1週間以内、自宅療養も10日くらいと短期間。
ただ、膝関節内を清掃するイメージなので、再発の可能性があるデメリットも。

 

A人工関節置換術

関節を人工関節に置き換える手術。
これは、変形性膝関節症が悪化し、軟骨の摩耗や変形がひどい場合に行われることが多いそう。
軟骨を全て削り取り、新しい関節を作るものです。
完治します。
しかし、人工関節には耐用年数があるので、問題なく使えるのが10〜15年と決まっています。また、関節の動く範囲にも限界があり、膝が直角90度までしか曲げられません。背座などはできなくなります。
術後2ヶ月必要です。

 

B高位脛骨骨切り術

変形性膝関節症の主原因の1つでもある「O脚」をまっすぐにする手術です。
O脚は、膝の内側に負担がかたよって軟骨の内側がすり減りやすくなるので、その負担のバランスを手術で改善し、痛みを解消する必要があります。
手術で切除した骨の断面がきれいにくっつけば効果は一生続き、O脚はほぼ完治します。

 

まれに骨がきれいにつかなかったり、足の指に軽いしびれがのこることも。
普通の生活に戻るまでには半年前後の期間必要。
1年経ったらプレートを取り出す手術を行います。

 

この手術は、膝の変形具合が軽度〜中程度の場合や、骨の劣化があまり進んでいない人(60代くらいまで)に向いており、ご高齢の方には適しません。

 

大きいものなればなるほど、費用や治療期間が大きくなります。医師と相談し、自分に合った手術を見つけましょう。